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モルモットが骨折!命の危機を救った治療方法。

投稿日:2018年10月29日 更新日:

わが家には二歳になるモルモットがいます。

イングリッシュモルモットで、わが家に来てからは家族の一員として可愛がっていました。

そのモルモットがわが家に来てから一度だけ、大けがをして命の危機に瀕したことがありました。

今回はその時の話をしたいと思います。

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歩き方がおかしい?

ある日のこと。

いつものようにモルモットにごはんをあげようとしたとき、なにか様子が違うことに気づきました。

「歩き方がおかしい…?」

よく見ると、後ろ足を痛がるような歩き方をしています。

どうしたのかな?と思いながらも、その時点では食欲も元気もあったので、様子をみることにしました。

しかし、翌日も、翌々日も、歩き方は戻りません。
足をよく見ると少し腫れた感じもあります。

もしかして足を怪我してるんじゃ・・・と思い、ネットで症状を調べてみると、やはり足の怪我が濃厚でした。

モルモットのケージの床材にはスノコを用いることが多いですが、そのスノコに足を挟んでしまって骨折や捻挫をすることがよくあるというのです。
わが家ではスノコ幅も狭く細かいものにして気をつけていましたが、運悪く爪の先がひっかかったんだと思います。
爪の先がひっかかって、パニックになって暴れたことで、足にケガを負ってしまった…。

飼い主の私の責任です。

足を触るととても痛がるのでいたたまれず動物病院に行くことにしました。

初めての動物病院

最近では動物病院もあちこちにできています。
それだけ犬や猫のペットを飼う人が増えたからでしょう。

しかし、モルモットは『エキゾチックアニマル』に分類されるため、どの動物病院でも診てもらえるわけではありません。

近所で診てもらえる病院をネットで探しましたが、一苦労でした。

ネットでは診てくれるという情報が出ていたので、電話で診察してもらえるか問い合わせをしたところ、なんだか歓迎はされていない感じが伝わってきました。
でも少しでも痛みを和らげてあげたくて、予約をとり病院に向かいました。

病院に着くと、電話の印象とは一転、受付の人は丁寧に対応してくださって一安心。

救急だったので待つこと三時間。

レントゲン撮影をしてもらうと、骨折はしておらず捻挫の状態とのこと。

骨折ならもしかして手術・・・と覚悟もしていましたが、捻挫で済んでほっとしました。

ちなみに受診料は、

初診料 2,000円
レントゲン撮影 5,000円
捻挫の炎症を和らげる内服薬 3,000円
栄養補助のサプリメント代 1,500円

合計11,500円。

ペットの治療費は高額だとは聞いていましたが、人間の自己負担額よりやはりかなり高額でした。

自宅での看護。強制給餌

家へ連れて帰り、とりあえず安静にさせます。

炎症を和らげる内服薬を注射器で飲ませます。
鉛筆サイズの注射器で、飲ませる分量だけゲージに線がひいてあったのでわかりやすかったです。

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栄養補助のサプリメントは液体カプセル状でしたがカプセルのまま飲ませるわけにはいきいません。
中身の液体だけ飲ませようとしましたが、全く口にしてくれないので、餌に混ぜて飲ませました。

しかし、病院で診察を受けて以来、ストレスなのか食欲もなく寝てばかりです。

みるみるうちに痩せていき、自力で立ちあがることもできなくなり、寝転んだ状態で柔らかいうんちをしていたので、半日もするとお尻のまわりにうんちの山ができてしまう状態でした。

このままだと死んでしまう・・・・・。

食べさせなければ体力も戻せないと思い『強制給餌』することにしました。

まず、ペレットタイプの餌をお湯でふやかして、柔らかいペースト状に。
それを小さなスプーンで赤ん坊にミルクを飲ませるように抱きかかえながら食べさせました。

最初は嫌がっていましたが、こちらの気持ちが通じたのか徐々に食べてくれるようになりました。

ビタミンの摂取も必要なので、すりおろしたりんごやリキッドタイプのビタミン剤を、薬用の注射器で与えました。

強制給餌を始めて一か月。

体重も増え、うんちも健康な状態に近いものになり、身体も少しずつ起こせるようになりました。

さらに看病すること一か月。
自力で立ち上がり、歩いて餌を食べるようになりました。
このころには餌も牧草や生野菜、専用フードなど何でも食べれるようになり、食欲も旺盛で、しっかり元気になりました。

まとめ

それから1か月。

今はすっかり元気になってケージの中を走りまわっています。

今はすのこも取り外し、安心して走りまわれるようにしてあります。

掃除の回数は増えますが、モルモットの安全には変えられません。

日ごろから愛情をもって世話をすることの大切さ、ほんの少しの危険でも取り除かないといけない重要さを、今回のことで学びました。

元気になって本当に良かったです。

あなたの大切なペットのために、少しでも参考になれば幸いです。

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