恐竜のような風貌が特徴的な熱帯魚、古代魚ポリプテルスはご存知でしょうか?
その中でも小型で飼いやすい古代魚の入門種にぴったりのポリプテルスセネガルスの特徴と飼育方法と実際に飼ってみて気づいたことを紹介したいと思います。
ポリプテルスセネガルスの特徴
セネガルやニジュールなどアフリカに生息するポリプテルスです。
突起状の鼻腔に、浮袋が二つあり肺呼吸と鰓呼吸の両方ができます。
体長は20~30cm、最大で40cmで、上顎より下顎が突出するパルマスタイプのポリプテルスです。
体色は灰褐色で、成長するにつれてやや緑がかってきます。ポリプテルスの中でも比較的地味な体色です。
ポリプテルスの種類の中でも小型で飼いやすく、流通量も多く値段も安価なため、古代魚飼育の入門種としても有名です。
東南アジアなどで盛んに養殖されておりホームセンターの熱帯魚コーナーでも¥500~¥1,000前後で買うことができます。
繁殖個体より自然採取された個体のほうが希少価値も高く迫力があり大きく育つといわれています。
寿命はおよそ7年から10年ですが、飼育環境や健康管理によっては10年以上長生きすることもあるようです。
ポリプテルスセネガルスの飼育方法
水槽飼育では20cm以上に成長することがあまりないため、60cm水槽でも飼育は可能です。
混泳させる場合や、複数飼育する場合は60cm以上の水槽で余裕を持たせて飼育するのが望ましいと思います。
水温は25度から28度くらい、水質は中性から弱酸性です。
水質の変化には、それ程気をつけなくてもいいほど丈夫で飼いやすいです。
餌は肉食魚用の沈下性の人工飼料を主食にして、生き餌をたまに与えるといいと思います。
肉食魚のため糞の量も多く水を汚しやすいのでろ過能力が高いフィルターが適しています。
ポリプテルスの中でも比較的おとなしく温和なため、口に入らないサイズの他の魚とも混泳が可能です。
大型のポリプテルスとの混泳はサイズ差があると食べられることもあるので注意が必要です。
水槽からの飛び出し事故がとても多いので必ず隙間の無いように蓋をするようにしましょう。
飼ってみて気づいたこと
私の場合は、ホームセンターの熱帯魚コーナーで元気に泳ぐ可愛らしい幼魚の姿を見たことがきっかけで飼育することを始めました。
その時も繁殖個体で¥500という安価で買いやすいのも魅力でした。
丈夫で飼いやすい古代魚の入門種と言われるだけあって、15cmくらいまですくすく成長していました。
しかし、ある日の朝水槽の足元にカラカラになったセネガルスの姿がありました。
そう先述の飛び出し事故です(@ ̄□ ̄@;)!!
熱帯魚を飼育し始めてまだ知識も浅くほんの少しの隙間を見逃していたことが原因です。
辛うじて生きていましたので、直ぐに水槽に戻してやりましたが復活するのは無理でした。
懲りずに2匹目を飼っていますが、現在6年目17cmくらいまでになり元気に泳いでいます。
飼育環境は90cmスリム水槽で外部式フィルターとスリム水槽に付属のコーナーフィルターを併用しています。
混泳している魚は、ポリプテルスデルヘッジ、ロイヤルプレコ、オリノコゼブラプレコ、メガクラウンプレコ、ミニブッシープレコ、サカサナマズ、ゴールデングラミーです。
本当におとなしく他の魚をイジメている姿を見たことがありません。
2cmくらいのミニブッシープレコの幼魚も複数混泳していますが餌とは認識していないようです。
しかし金魚は別らしく自分の半分はある大きさでも餌と認識し食べてしまいました(@ ̄□ ̄@;)!!
美味しく見える魚とそうでない物があるようです。
まとめ
恐竜のような迫力ある見た目の風貌とは裏腹に、おとなしく丈夫で飼いやすい熱帯魚。
ポリプテルスセネガルス、古代魚の魅力に触れてみるチャンスです。
是非、一度検討してみてはいかがでしょうか?