飼い主の皆様、お家のモルモットは正しい食事はできているでしょうか?
大事なモルモットに健康で長生きしてもらうために必要な、理想的な食事を紹介したいと思います。
モルモットの餌(主食)
草食動物であるモルモットの食事には、せんい質が豊富な牧草が適しています。
せんいをたくさん摂取することにより腸内細菌を活性化させ腸の働きを良くし、腸内環境を整えることができます。
これにより食欲不振や悪い細菌による感染を防ぎます。
これだけ聞くと人間と一緒だなと思います。牧草は美味しくないと思いますが(笑)。
モルモットも犬や猫と同じようにグルーミングをします。
腸の働きが良いと毛球症にもなりにくく、せんい質はよく噛んで食べてくれるので歯の不正咬合や伸びすぎの
予防になります。
個体差はありますが牧草よりペレットの餌の方が好きなモルモットもいます。
出来るだけ健康のために牧草をたくさん食べてもらうコツは
まず牧草をいつでも食べられるように常備しておきます。
ペレットは、朝と夜の2回与えます。
ペレットの量をモルモットに気付かれないように(笑)少しずつ減らしていきましょう。
気付いた時には牧草しか食べられないようになっています(笑)。
ペレットはおやつ程度に与えるのが良いと思います。
牧草にはマメ科とイネ科があるのでモルモットの成長段階や健康状態によって切り替えましょう。
マメ科のアルファルファなどの牧草は生後1年くらいまでを目安に与えると、たんぱく質やカルシウムが多いため丈夫な身体作りに役立ちます。
我が家のモルモットも小さい頃はアルファルファの圧縮したブロックが大好きでガリガリ齧って食べていました。
大きくなった今では見向きもしません。好みが変わったようです(笑)
イネ科のチモシーなどの牧草はたんぱく質やカルシウムが控えめなので、大人のモルモットの肥満や膀胱結石の予防に役立ちます。
モルモットは体内でビタミンCをつくれないのでペレットで補ってあげます。
ビタミンCは空気に触れると含有量が減るので毎日食べきれるように少量を与えましょう。
病気の時や妊娠している場合は、多めに食べさせるといいと思います。
ビタミンCの含有量が減らないように出来るだけ空気に触れないように密閉して保管しましょう。
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おやつにおすすめの野菜
モルモットは、野菜が大好きです。
とくにおすすめの野菜は、キャベツ、トマト、キュウリ、ブロッコリー、パセリなどのビタミンCを含むものを少量おやつとして与えましょう。
我が家のモルモットもトマトとキュウリは夢中になって齧りついています。
モルモットが食べれる野菜は色々試しましたがこの2つは別格のようです(笑)。
もちろん個体差によって好みが違うとは思いますが、うちの子は何が好物なのか?
探してみるのも楽しみだと思います。
理想的な食事とは?
モルモットが子供のうちは、主食の牧草をアルファルファなどの栄養分が高い食事でしっかりと身体作りをして、成長したら主食の牧草をチモシーにして肥満や膀胱結石などの病気予防を心掛けるといいと思います。
ペレットと野菜をおやつに、与え過ぎに注意してビタミンCを補うようにしましょう。
腸内環境を整えて丈夫で健康なモルモットに育てられるといいですね。
まとめ
モルモットの病気やケガは飼い主の栄養管理や健康状態を把握することで予防出来ることがたくさんあります。
正しい知識と情報で元気なモルモットと末永く暮らしましょう。