ロイヤルプレコは木食性で流木をかじって餌にすることで知られています。
ロイヤルプレコを実際に飼育して、特に好んで食べた流木と食いつきの悪い流木をまとめてみました。
意外に食いつきが良かった「???」も紹介。
ロイヤルプレコにおすすめの流木
水槽のレイアウトによく使われる流木ですが、市販されている流木には大きく分けて4種類の形状があります。
主に河川に長期間沈んでいたものを採集して販売されています。
・ホーンウッド
動物の角のような形状の流木。木の枝状のものが多い。
・ブランチウッド
ホーンウッドに比べて枝数が多く複数ついている形状の流木。木の枝や根元の部分のものが多い。
・塊状流木
ホーンウッドやブランチウッドとは違い、枝のない塊状の流木。
・切り株流木
スタンプウッドとも呼ばれる。切り株のような形状の流木。
我が家の水槽では、塊状流木とブランチウッドを半々くらいの割合で入れています。
ロイヤルプレコを飼育しはじめて約10年になりますが、幼魚期(3~4cm)の頃は、塊状流木に隠れながらかじって食べていたように思います。
しかし、大きくなるにつれ、塊状流木よりもブランチウッドをかじる姿をよく見かけるようになりました。
塊状流木に比べて、ブランチウッドのほうが柔らかくかじりやすい(美味しい?)のかも(^^;)
また、プレコは縄張り意識が強く、塊状流木の周りで争う姿をよく見かけることがあります。
ブランチウッドを多めに入れることによって、塊状流木に比べて争うスペースが減るため、プレコ同士の縄張り争い防止ができます。
ロイヤルプレコにとっても自然の餌が増えることにより、人工飼料によるメタボ体型を防ぐことができると思います(^▽^)/
実際に食べた流木の様子
市販で売られているブランチウッド(Mサイズ)を水槽に入れて約2~3年になりますが、原型をとどめたまま少しずつ小さくなり、まるでヤスリ掛けしたようにきれいに食べています。
下の大きなブランチウッドが入れて間もないものです。上の小さくなったものが2~3年経過後のものです。
流木を水槽に入れる前にすること
流木のアク抜き
市販されている流木は、アク抜きをしていないものもあります。(商品説明やタグに記載されています。)
アク抜きをすることで次のような効果が期待できます。
・水槽内でアクが出て水が変色するのを防ぐ。
・流木内の空気を抜くことができ水に沈みやすくする。
・殺菌を兼ねた煮沸消毒で雑菌や害虫・寄生虫などを熱で殺す。
流木のアク抜き方法
煮沸
流木を手洗いして汚れを取り、サイズの小さいものは鍋で煮ます。煮沸時間は約1時間程度です。
アク抜き剤
市販されているアク抜き剤を使用する方法もあります。簡単にアク抜きできますが、煮沸するアク抜きに比べると少し時間がかかります。
まとめ
実際に飼育してみて、ロイヤルプレコにおすすめの流木の種類は、塊状流木より枝状のホーンウッドやブランチウッドのほうが好んで食べることが分かりました。
我が家では、他のプレコとも混泳しているため(プレコフードが必要)、完全な流木のみの給餌ができません(^^;)
ロイヤルプレコだけの水槽なら、うまくいけばプレコフードからの完全な流木食飼育への移行が可能かもしれません。
そうなれば餌代の節約、給餌の手間が省けて自然下に近い体型のロイヤルプレコが観察できるのではないでしょうか(^^♪
こぼれ話になりますが、我が家ではモルモットも飼育しています。
モルモット用に購入した「かじり木(リンゴ、モモ、ブドウの枝など)」をモルモットが思ったほど興味を示さなかったので、ダメ元で水槽に入れたところロイヤルプレコが全部キレイに食べてくれました(^^;)
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ホーンウッドやブランチウッドに比べて、意外と安価で売られているので試しに与えてみるのもいいかもしれません(^^♪