花粉症の方にはつらい季節になってきましたね。
花粉症を少しでも和らげるためにいい方法が情報収集に余念がないのではないでしょうか。
腸内環境を整えると花粉症の症状が和らぐ可能性があることをご存知ですか?
毎年恒例の花粉症のシーズンに、ヨーグルトを食べて腸内環境を整えよう!
善玉菌で免疫力を強化!花粉アレルギー対策を紹介したいと思います。
腸内環境を整えよう
人の腸内には、数百兆個もの細菌が存在していて、無数にひしめきあう腸内細菌は、顕微鏡で観察した際、それらが個々に生息する様相が花畑([英]flora)のようであったことから、「腸内フローラ」と呼ばれています。
からだや腸に良い働きをする「善玉菌」
乳酸菌、ビフィズス菌など。悪玉菌の侵入や増殖を防いだり、腸の運動を促したりすることによって、お腹の調子を整えます。
からだや腸に悪い働きをする「悪玉菌」
ウェルシュ菌や病原性大腸菌、黄色ブドウ球菌など。腸内で有害物質を作り出して、便秘や下痢などお腹の調子を悪くします。
どちらにも属さない「日和見菌」
腸内の善玉菌・悪玉菌の優勢な方に同調(味方)して作用します。
これらのバランス(腸内フローラの状態)を「腸内環境」といいます。
腸内フローラの理想的な状態は、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7のバランスです。
健康な人の腸内では、善玉菌が悪玉菌の定着・増殖を抑えています。
また、善玉菌には、有害物質を体外に排出するのを助ける作用もあります。
しかし、この腸内フローラのバランスは、体調・食生活・年齢・ストレス・薬(抗生物質など)の服用などにより日々変化します。
何らかの原因で、腸内の悪玉菌が優勢になると、悪玉菌が作り出す有害物質も増え、お腹の不調や肌荒れの原因になります。
健康維持には、いつも腸内環境を正常にしておくこと、つまり善玉菌が優勢な腸内フローラに整えることが大切です。
腸内環境を整える生活習慣
適度な運動
適度な運動をすることで体の振動や筋肉の動きが腸内の便の動きをサポートします。
十分な睡眠
十分な睡眠をとる、朝起きた時に便をS状結腸まで送る。
朝食を食べる
朝食を食べると腸が刺激されて動き出します。理想的な排便タイムの訪れが期待できます。
乳酸菌を摂りながら、規則正しい生活をすることで、腸を整え、健康な体をつくりましょう。
花粉症と腸内環境の関係
花粉症とは、スギやヒノキ、ブタクサなど植物の花粉に対する免疫機能の過剰反応、つまりアレルギーのことです。
スギやヒノキなどは春に一斉に花を咲かせるため、多くの人が一斉に花粉症を発症します。
一度アレルギーになってしまうと、体がアレルギー物質を取り込むたびに、鼻水やくしゃみ、かゆみなど、人によってさまざまな症状が引き起こされてしまいます。
花粉症は免疫機能が過敏に反応している状態です。過敏な反応を免疫力を強化することで、和らげることができるといわれています。
人間の免疫力を司る器官は腸といわれています。腸には体の中の免疫システム全体の60%があるため、腸を元気な状態にしておくと免疫も活性化し、より快適な状態に近づけることができます。
ヨーグルトがおすすめな理由
腸の調子を整えるには、バランスの良い食生活や、適度な運動、たっぷりの睡眠を取ることが基本です。
バランスの良い食生活とは、肉や野菜、穀物などを適度にとることです。
肉ばかり食べて、野菜をとらないでいると、おならや便が臭くなった経験があるのではないでしょうか?
これは腸の中にいる腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が優勢になっている状態です。
この状態を抑えるには、野菜をとり、整腸作用のある乳酸菌などを積極的に食べることがよいと考えられています。ヨーグルトが花粉症に良いとされている理由です。
腸の中にいる腸内細菌は善玉菌と悪玉菌が毎日戦っています。ヨーグルトを食べると、善玉菌は活性化され腸内の免疫機能も活性化されます。
毎日少しずつでもヨーグルトを食べることを習慣にする事が大切ですね。
まとめ
ヨーグルトを食べることによって、腸内環境を整え免疫機能を高めて花粉症の症状を和らげる。
おまけに免疫力が高まると吹き出物なども出にくくなり、便秘も改善。
何だか良いことずくめですね(^^♪
最近は、家庭でも簡単にヨーグルトが作れる「ヨーグルトメーカー」が販売されています。
自分好みのヨーグルトを作って食べて、これからの花粉症シーズンに備えてみてはいかがでしょうか(^▽^)/